ラニーニャ今後も続く
気象庁は10日、エルニーニョ監視速報(No.180)で、2008年3月までラニーニャが続く見通しを発表。
見通し文
「太平洋赤道域の海面水温は、東部で顕著な負偏差、西部で顕著な正偏差だった。海洋表層(海面から深度数百mまでの領域)の水温では、中部から東部にかけて顕著な負偏差が見られた。中部太平洋赤道域の東西風は、上層で西風偏差、下層で東風偏差だった。これらの状態は、ラニーニャ現象時の特徴を示している。
エルニーニョ監視海域の海面水温は、予測期間中、基準値より低い値で推移すると予測される。ラニーニャ現象は冬まで続く可能性が高い。」
北半球500hpa面(約5500m上空)での温度場を見てみると、氷点下27〜33℃が現れている。例年より少し早く冷たい空気が出来ているようだ。
これが必ずしも今年から来年の冬が寒くなるとは言えないが。この寒気が早く南へ流れだし、冬の後半は暖かくなるということもある。日本が寒くなるかは偏西風の蛇行の形により決まってくるが、ラニーニャの時は日本では寒冬になっていることがある。
少なくとも昨冬よりは寒くなる可能性は高いのではないだろうか。
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