台風6号 21時に室戸岬付近に達した模様

台風6号は19日の21時に室戸岬付近に達した模様です。

以下気象庁発表文

平成２３年　台風第６号に関する情報　第１０１号
平成２３年　７月１９日２２時４６分　気象庁予報部発表

（見出し）
　四国地方から関東地方の太平洋側では、２０日にかけて断続的に非常に激しい雨が降り、局地的には１時間８０ミリの猛烈な雨の降るおそれがあります。１７日からの総雨量が１０００ミリを超えた所もあり、土砂災害、河川の増水、はん濫に厳重に警戒してください。また、西日本と東日本の太平洋側では、引き続き、２０日にかけて台風に伴う暴風と高波に警戒してください。

（本文）
［台風の現況］
　大型で強い台風第６号は、１９日２１時には室戸岬付近の北緯３３度０５分、東経１３４度１０分にあって、１時間におよそ２０キロの速さで北東へ進んでいます。中心の気圧は９６０ヘクトパスカル中心付近の最大風速は４０メートル、最大瞬間風速は５５メートルで中心の東側１９０キロ以内と西側１１０キロ以内では風速２５メートル以上の暴風となっています。

［台風の予想］
　台風は、強い勢力を維持したまま室戸岬付近の海上を北東に進んでいます。２０日明け方から朝にかけて紀伊半島に接近する見込みです。台風の速度が遅いため、西日本から東日本では長時間台風の影響を受けるでしょう。

［防災事項］
＜大雨＞
　四国地方から関東地方にかけては太平洋側を中心に、局地的に１時間５０ミリを超える非常に激しい雨が断続的に降っており、四国地方では、１７日０時からの総雨量が１０００ミリを超えた所があります。四国地方から関東地方にかけては、２０日にかけて１時間５０ミリから７０ミリの非常に激しい雨が断続的に降り、特に、近畿地方から東海地方にかけては局地的に１時間８０ミリを超える猛烈な雨の降るおそれがあります。
　２１日０時までの２４時間に予想される雨量は、いずれも多い所で、
　　東海地方　　　　　　　　　　　６００ミリ
　　近畿地方、関東甲信地方　　　　４００ミリ
　　四国地方　　　　　　　　　　　２００ミリ
の見込みです。
　台風の接近に伴い、東北地方の太平洋側や北陸地方でも、２０日にかけて、激しい雨が降り大雨となる見込みです。土砂災害や河川の増水、はん濫、低地の浸水に厳重に警戒してください。
また、竜巻などの激しい突風にも注意が必要です。

＜暴風、高波＞
　現在、四国地方、近畿地方、東海地方が台風の暴風域に入っています。また、四国地方から東海地方にかけての太平洋沿岸は猛烈なしけとなっており、２０日昼前にかけて猛烈なしけが続く見込みです。
関東地方と伊豆諸島でも２０日にかけて大しけの状態が続くでしょう。
　２０日にかけて予想される最大風速は
　　四国地方　　　　　　　　　　　　　４０メートル
　　近畿地方　　　　　　　　　　　　　３５メートル
　　中国地方、東海地方　　　　　　　　２５メートル
　２０日にかけて予想される波の高さは
　　四国地方　　　　　　　　　　　　　１２メートル
　　近畿地方、東海地方　　　　　　　　１０メートル
　　伊豆諸島　　　　　　　　　　　　　　７メートル
　　関東地方　　　　　　　　　　　　　　６メートル
の見込みです。暴風や高波に厳重に警戒してください。

＜高潮＞
　四国地方と中国地方、近畿地方では台風の接近に伴い、２０日にかけて満潮時を中心に、高潮に警戒してください。東日本の太平洋側でも注意が必要です。

［補足事項］
　今後の台風情報や、地元の気象台が発表する注意報、警報、気象情報に十分留意してください。次の台風第６号に関する情報（総合情報）は、２０日２時頃の発表予定です。