今冬では、もっとも強い寒気が日本付近に南下しています。上空5,500mでは中心で氷点下50℃近い寒気が沿海州南部に有ります。皆さん十分にお気をつけて下さい。
1月26日21時予想天気図

2013年1月24日上空約5,500mの寒気の様子(HBC提供)

以下、気象庁の最新の発表分を掲載します。
【大雪と暴風雪及び高波に関する全般気象情報 第3号
平成25年1月25日04時38分 気象庁予報部発表
(見出し)
26日にかけて冬型の気圧配置が強まるため、北日本から西日本にかけての日本海側を中心に大雪となる見込みです。また、北日本と北陸地方は、雪を伴った非常に強い風が吹き、海は大しけとなるでしょう。大雪、暴風や猛ふぶきによる交通障害、高波に警戒して下さい。
(本文)
[気圧配置の現況と予想]
これから26日にかけて、北日本の上空約5000メートルに氷点下42度以下の強い寒気が入り、日本付近は強い冬型の気圧配置となる見込みです。強い冬型の気圧配置は29日頃にかけて続くでしょう。
[防災事項]
<大雪>
これから26日にかけて、北日本から西日本にかけての日本海側を中心に降雪が強まり、大雪となるでしょう。
26日6時までの24時間に予想される降雪量は、いずれも多い所で、
北陸地方 90センチ
北海道地方 80センチ
東北地方 70センチ
近畿北部 50センチ
の見込みです。
北日本と北陸地方を中心に大雪に警戒し、なだれに注意してください。なお、26日夜にかけて降雪量はさらに増える所がある見込みです。
<暴風雪・高波>
これから26日にかけて全国的に風が強く、波が高くなるでしょう。特に、北日本と北陸地方では、雪を伴った非常に強い風が吹き、波の高さが6メートルを超える大しけとなる見込みです。
26日にかけて予想される最大風速(最大瞬間風速)は、
北海道地方 25メートル(35メートル)
北陸地方 23メートル(35メートル)
東北地方 22メートル(35メートル)
26日にかけて予想される波の高さは、
北海道地方、東北日本海側、北陸地方 7メートル
近畿北部 5メートル
の見込みです。
暴風や猛ふぶきによる交通障害、高波に警戒して下さい。
<落雷・突風>
26日にかけて、東北日本海側と北陸地方を中心に大気の状態が非常に不安定となるため、落雷、竜巻などの激しい突風に注意してください。発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど、安全確保に努めてください。
[補足事項]
地元の気象台が発表する警報や注意報、気象情報に留意してください。
次の、「大雪と暴風雪及び高波に関する全般気象情報」は、25日17時頃に発表予定です。】